かんとくの日記

Gooブログ移民。東京在住会社員の音楽・演劇・本・旅などのゆるゆる備忘録。 Since2008

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アガサ・クリスティー (著), 中村 妙子 (翻訳)『春にして君を離れ』ハヤカワ文庫、2004(原作は1949年発表)

勉強会でお知り合いになった「まなとも(学び友達)」のご推薦図書。 「ミステリーの女王」アガサ・クリスティーのフィクションであるが、犯罪は一切出てこない。「自己変革」をテーマにした心理小説である。「さすがクリスティ!」と唸らせる、どきまきしな…

『新ハムレット』(作:太宰治、演出:早坂彩)@こまばアゴラ劇場

こまばアゴラ劇場で太宰治原作、早坂彩 演出の〈新ハムレット〉を観劇。原作は直前に慌てて読んだが、シェイクスピアのムレット」と似て非な心理劇的物語展開に魅せられたので、この原作がどう芝居化されるのか楽しみであった。 9つの場面に分かれている原…

山中湖の鹿

まだ冬の寒さ残る山中湖を訪れました。 恒例の朝ランの風景です。 今回のサプライズはこの鹿たち。私が走る道を、7頭の鹿が横切り、道路左の林から右の林へ。立ち止まって、じーっと私のことを見つめます。 小鹿は可愛いのですが、親鹿は結構大きいし、怖い…

太宰治『新ハムレット』(新潮文庫、1974)

太宰治の作品を読むのは学生時代以来。本作の芝居を見に行くので、予習として原作に目を通した。(本文庫本には本作含め5作品が収録されているが、読んだのは本作だけ) 冒頭に筆者の「はしがき」があって、「『ハムレット』の注釈書でもない、または、新解…

うん十年振りに「プロ倫」を読んでみた:マックス・ウェーバー(訳 中山 元)『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(日経BP,2010)/原著は1920年

まさかこの歳になって、「プロ倫」を再読するとは思ってもみなかったが、昨秋から参加していた勉強会の最終回の課題図書であったので、読まざるを得ず。大学2年の一般教養「社会思想」の授業で読まされて以来である。当時読んだ岩波文庫版(梶山力、大塚久雄…

PARCO STAGE W.シェイクスピア <リア王> @東京芸術劇場プレイハウス

段田安則さんがリア王を演じるということで、先月の<マクベス>に続いてシェイクスピア劇を観劇。TVでもしばしば目にする役者を多く揃え、熱量高い、充実した舞台であった。 段田さんは、傲慢国王から気がふれた哀れな老人へ転落するリア王を好演。身から出…

伊藤亜聖『デジタル化する新興国  先進国を超えるか、監視社会の到来か』(中公新書、2020)

「デジタル技術による社会変革は、新興国・途上国の可能性と脆弱性をそれぞれ増幅する」という仮説に基づき、様々な可能性と脆弱性の事例を紹介しながら、途上国・新興国におけるデジタル化の影響を検証・整理する一冊。 構成と文章が明快なので、網羅的かつ…

シーラ・フレンケル, セシリア・カン (著), 長尾莉紗, 北川蒼 (翻訳)『フェイスブックの失墜』(早川書房、2022)

フェイスブックには随分、恩恵を受けてきた。20年連絡が取れなくなっていた海外の友人とコンタクトがとれた、普段なかなか会えない友人と近況を手軽に共有できる、知らない情報・行ったことのない場所に触れることができ、世界・知識が広がる・・・。ただ…

東京二期会オペラ劇場 タンホイザー(R.ワーグナー作曲/キース・ウォーナー演出/アクセル・コーバー指揮)

1週間遅れの二期会オペラ〈タンホイザー〉の感想です。手短に。 初日だったこともあるのか、前半、安全運転っぽさを感じたけども、尻上がりに熱を帯びて、最終幕は大いに盛り上がった舞台となった。 今回の公演は好きなサイモン・モニール目当てだったが、1…

東京マラソン2024 完走記(2/2)

【ハーフ〜30k地点】 22キロ地点での給水ポイントで、カロリーメイトゼリーを取る。初めて飲むゼリー。味は癖が無いのだが、密度が濃く結構ヘビーだったので、少しずつ飲んだ。ハーフを過ぎて、トイレをどうするか頭をよぎる。昨年の大阪マラソンで得た、使…

柳家喬太郎 独演会

2034年3月6日 落語会

東京マラソン2024 完走記(1/2)

9年ぶりの東京マラソン当選。あの絶えることない声援の中を走れる喜びを再び味わえる嬉しさとともに、あの中でベストなパフォーマンスが出せるよう、それなりに準備を重ねてきた。前回出走の時からコースが一部変更になったこともあり、コース試走も行い、距…

脇園 彩 メゾソプラノ・リサイタル @紀尾井町ホール

脇園彩さんは、2020年に新国立劇場の<セビリアの理髪師>ロジーナ役を見て、歌唱はもちろんのこと、日本人離れしたステージでの華というか、オーラに引っ張り込まれました。個人的に最も注目している日本人歌手です。今回のリサイタルは、1月の小堀勇介さん…