かんとくの日記

Gooブログ移民。東京在住会社員の音楽・演劇・本・旅などのゆるゆる備忘録。 Since2008

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

調布国際音楽祭 鈴木優人 指揮、バッハ・コレギウム・ジャパン 《後宮からの誘拐》

今年も調布国際音楽祭に行ってきた。毎年通っていると分かるのだが、この音楽祭、年々プログラムが進化している。昨年ついにモーツァルトの《バスティアンとバスティエンヌ》と《劇場支配人》の2本の短編物オペラがプログラム入りしたのが狂喜だったが、今年…

〈奈良大和四寺のみほとけ〉展 @東京国立博物館

ゴールデンウィークに奈良の室生寺、長谷寺を訪ねたが、それらに阿部文殊院と岡寺を加えて、いずれも7〜8世紀に創建された古刹が保有する仏像の企画展示が東博で開催されている。東博への入場料だけで見学できる。展示品は多くはないだが、質が高くお勧めだ…

森功 『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』(講談社、2018)

昨年、積水ハウスが土地の取引に絡んで60億にものぼる金額の詐欺の被害に遭ったというニュースを聞いて、不動産業界の大手である積水ハウスのような大企業がなぜ?と頭の中が疑問符だらけだった。本書は、その積水ハウス事件を初め、いくつかの土地取引に絡…

混んでても、これは行くべき! 「クリムト展 ウィーンと日本 1900」 @東京都美術館

今年の数多い展覧会の中でも最も楽しみにしてきたのがこの「クリムト展」である。クリムトの絵をまとめてみる機会はウィーンにでも行かない限りなかなかない。本展では「日本では過去最多となるクリムトの油彩画25点以上」が展示されている。 空いているはず…

N響6月C定期: パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ ブルックナー交響曲第3番ほか

私にとっては今シーズン最後のN響定期演奏会。雨で客入りが心配だったが、ブルックナー効果なのか、ぱっと見9割以上の客席が埋まっており喜ばしい限り。最近、寂しい入りの演奏会が続いていたから。 大入りの聴衆に応える素晴らしい演奏が前半から続いた。一…

題名どおり・・・高橋 明也 『美術館の舞台裏: 魅せる展覧会を作るには』 (ちくま新書、2015)

三菱一号館美術館の館長さんが美術館・美術展の裏事情をエッセイ風に書きおろした一冊。展覧会の企画、開催に向けた作品集め、絵の運搬、展覧会の収支、学芸員の仕事、中国資本の影響、美術館でのお仕事、世界の美術館のサバイバル戦略、画商とオークション…

N響6月A定期: パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ ニルセン 交響曲第2番ほか

今シーズンの締めはパーヴォさんの登場です。個人的には、シーズンの始まりとお尻は、そのオケの顔の指揮者で聞きたいと思うたちなので、今シーズンは最高の始まりと終わりです。前半のゲルネさんの「角笛」が圧巻でした。N響/パーヴォ/ゲルネの組み合わせ…

東京二期会 ヴァイグレ指揮「サロメ」 @東京文化会館

東京二期会によるオペラ「サロメ」を観に東京文化会館に出かけた。二期会は一昨年同じヴァイグレ、読響のコンビで素晴らしい「ばらの騎士」を魅せてくれただけに、同じシュトラウスのオペラということで大いに期待して出かけた。 公演は非常にレベルの高いも…

映画  「你好,之華」(監督:岩井俊二, 2018)

私の好きな岩井俊二監督が中国で中国人キャストで撮り、中国で公開された作品。日本公開はまだのようだ。詳しい事情は知らないが、日本の実力映画監督が中国市場を対象に、中国で映画を撮る、そんな時代になったんだなあとしみじみ思う。 GWのマレーシアか…

「ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅」 @奈良県立美術館

こういう偶然があるから旅は楽しい。奈良市内を歩いていると、目についたのが県立美術館の特別展のポスター。東大寺を描いているのだが、デザインや色合いに魅かれる。よし、実物を見にいこうということで、事前の予定にはなかった県立美術館を訪問した。 …

『ラファエル前派の軌跡展』 @三菱一号館美術館

金曜日の夕刻、週末突入の景気づけに好きな三菱一号館美術館に足を運んだ。ラファエル前派の理解者でありサポーターであったイギリスの美術評論家ジョン・ラスキンの生誕200年を記念して、ラファエロ前派およびその前後の関連する画家の作品を集めた特別展…