かんとくの日記

Gooブログ移民。東京在住会社員の音楽・演劇・本・旅などのゆるゆる備忘録。 Since2008

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

白井さんの絶品ヴァイオリン N響6月演奏会 指揮:広上淳 @サントリーホール

コロナ禍でも充実の演奏会が続くN響です。5月演奏会3本目は広上淳一さん指揮のいろいろプログラム。今回は広上さんの顔芸鑑賞狙いでP席に陣取りました。 冒頭のチャイコフスキーの弦楽四重奏曲 第1番 作品11ー第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」(弦楽合奏…

本と映画のセット経験がおすすめ:映画〈蜜蜂と遠雷〉(監督:石川慶)

直木賞を受賞した恩田睦の同名小説の映画化。国際ピアノコンクールを舞台にコンテスタント達の音楽への情熱、人間的成長が描かれます。原作が素晴らしかったので、どう映像化されるのか期待半分、不安半分でしたが、原作の良さを損なわない佳作に仕上がって…

日本人歌手が大活躍:新国立劇場オペラ/ヴェルディ〈ドン・カルロ〉

〈ドン・カルロ〉は、ヴェルディのオペラの中でも特に好きな作品の一つだ。美しく耳に馴染みやすい音楽に加え、歴史劇であり、恋愛ドラマであり、友情劇であるストーリーが良い。なかなか公演されない作品でもあり、今回の公演をとっても楽しみにしていて、…

またもコロナ禍の名演リスト入り:N響5月演奏会/指揮 尾高忠明 @サントリーホール

今月もコロナ禍ならではの不幸中の幸いプログラム。N響首席奏者のソロ発表会の趣もあるユニークな企画です。実力のソロ奏者、献身的にコラボ・サポートするオケ、そして優しくまとめ上げる尾高シェフ、と三役が揃った充実の演奏会でした。 前半から幸せ一杯…

初夏を感じる武蔵野・野川公園

インドア系の投稿が続いているので、たまにはアウトドアの投稿を。 とは言っても、ろくに外出していないので、近隣のランニング風景です。 昨日は、武蔵野公園、野川公園までジョギング。ゴールデンウイーク時の新緑は緑の度を強め、初夏を感じさせるもので…

村田 沙耶香 『コンビニ人間』 (文藝春秋, 2016)

ゴールデンウイーク中に普段とは違ったジャンルの本を読んでみようと思い、地元図書館の企画コーナーにあった本を手に取った。第155回芥川賞受賞作である(2016年上期)。 コンビニでのバイト歴18年となるアスペルガー症候群(と思われる)36歳の独身女性を…

古代の奈良に思いを馳せる: 内田康夫『箸墓幻想』(角川文庫、2014)

緊急事態宣言でステイホームのゴールデンウィークになり、普段あまり読まない推理小説を読んでみた。内田康夫という作家の名はもちろん知っていたが、読むのは初めて。奈良の箸墓古墳や周辺の古墳を舞台にし、邪馬台国論争にも関連する殺人事件という題材に…

現代日本版『1984』:桐野夏生『日没』(岩波書店、2020)

怖い小説である。とある女性作家が性犯罪や暴力を肯定的に描いているとの読者からの告発をもとに、政府機関である文化文芸倫理向上委員会(ブンリン)に召喚される。そして、そのまま「収容所」で「更生」のための「療養」が行われる。 「更生」に必死で抵抗…

巣ごもり疲れ時の東京郊外ウォ-キング @片倉城址公園

野草観察が趣味の母のリクエストで東京八王子市にある片倉城址公園なるところを訪れた。1時間余りで散策できる規模の丘陵地だが、緑豊かで巣ごもりの沈んだ気分をリフレッシュできたので、簡単にご紹介したい。 誰の居城跡か正確な史料はないようだが、室町…