かんとくの日記

Gooブログ移民。東京在住会社員の音楽・演劇・本・旅などのゆるゆる備忘録。 Since2008

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘビーな一冊: 湊かなえ『告白』(双葉社、2008)

単行本の発行は2008年だから10年以上前の作品。家人によると、かなり有名なミステリーとのことで、映画化もされている。確かに、読み始めたら止まらない。冷や汗流れ、背筋が寒くなる読書体験だった。 中学校のプールで水死した幼児の死を巡って、子どもの母…

兼安 暁『イラスト&図解でわかるDX(デジタルトランスフォーメーション)』(彩流社、2019)

一見すると、「イラスト&図解でわかる」と言ったタイトルや「第1章 DXとは何か」で始まる章立ては、ビジネス実用書によくあるカテゴリー入門書のようだが、中身は入門書でも実用書でもない。 解説されるトピックスの射程が広く情報量が多いので、入門者は消…

映画《最高の人生の見つけ方》監督:ロブ・ライナー、2007年

余命半年と宣告されたら、残された期間に自分は何をするのだろうか?自分のバケットリスト(「死ぬまでにやりたいリスト」、映画での訳は「棺桶リスト」)には何を入れるだろうか?本編を観ると、きっと誰もが考えさせられる問いだろう。 病院で相部屋となっ…

関係者の努力が滲む公演 新国立オペラ ワーグナー〈ワルキューレ〉/指揮 大野和士

2月中旬に指揮者が飯守さんから大野さんへ変更、主要キャストも総入れ替え(ヴォータンを除いて外国人から日本人に)、ジークムントにいたっては未定で、3月頭に日本人歌手二人による代替えが発表された。コロナ禍でもあり致し方ないし、裏での劇場関係者の…

これは超お勧め! 『キンキーブーツ』 松竹ブロードウェイシネマ

イギリスの田舎町で代々続いた家族経営の紳士靴工場が舞台。父の急死で急きょ、社長を継いだ若社長が経営危機で工場閉鎖やむなしに追い込まれる中、ロンドンでのゲイとの出会いをきっかけに、女装趣味男性向きブーツの開発・製造で起死回生の一手を打つとい…

ジャレド・ダイアモンド、 ポール・クルーグマン 他著、大野和基 編『コロナ後の世界』(文春新書、2020)

国際的に著名な識者たちが、コロナ禍が与えた社会・経済・人に対する影響、そして今後の未来について語った一冊。インタビューのまとめ本なので、平易で分かりやすい反面、読者に深い思考を求めるつくりではない。また、本書はコロナ前に企画されていたよう…

両@リベ大学長『本当の自由を手に入れるお金の大学』 (朝日新聞社出版、2020)

著者のYouTubeチャネル「リベラルアーツ大学(通称:リベ大)」を遅ればせながら今年1月から視聴しはじめた。YouTubeはアクセス数狙いのYouTuberのマイナスイメージが強かったので、距離を置いていたのだが、「リベ大」で見方が大きく変わった。 「リベ大」…

寅さんの故郷を訪れる 葛飾柴又/帝釈天

葛飾柴又近くを訪れる用があったので、用を済ませた後、寅さん縁の地を散策した。30年ぶりぐらい、2回目の訪問だ。 寅さんファンなら一度は訪れる柴又。見どころは多いが、帝釈天の参道、帝釈天、江戸川の土手散歩は外せない。 参道は観光地化された感じもす…