かんとくの日記

Gooブログ移民。東京在住会社員の音楽・演劇・本・旅などのゆるゆる備忘録。 Since2008

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

小川 和久 『フテンマ戦記 基地返還が迷走し続ける本当の理由』(文藝春秋、2020)

20年以上前に著者の小川和久氏の講演を聞いたことがある。日本の安全保障がテーマだったが、シャープな語り口と徹底した現実主義に立脚した考えがとっても印象的で、自分にとって他人事感があった安全保障の問題が非常に身近なものとして捉えられるようにな…

夏の東京史跡巡り(3) @滝山城址

八王子城址散策が期待以上に楽しめたので、1日おいて、同じ八王子市にある滝山城址なるところに行ってきました。滝山城は北条氏照(小田原北条氏四代氏政の弟)が居住し、1569年には武田信玄が攻めたともされるお城です。「続日本100名城」にも選ばれていま…

夏の東京史跡巡り(2) @武蔵陵墓地

八王子城址を訪れる前に、近くにある(車で10分ほどの距離)武蔵野御陵に立ち寄った。大正天皇ご夫妻、昭和天皇ご夫妻が、眠られる(祀られている)御陵である。 子供の時に父と来たことがあるが、その時はまだ昭和天皇はお元気だったので、多摩御陵と言って…

夏の東京史跡巡り(その1) @八王子城址

今年の夏休み旅行は涙のキャンセルで、仕方なく都内をぶらつくことに。初日は、一度行ってみたかった東京の郊外八王子市にある八王子城址を訪れました。 戦国時代の関東の雄、後北条氏の北条氏輝(氏政の三男)が築城したと言われている深沢山(城山)に築か…

吉野次郎 『サイバーアンダーグランド ネットの闇に巣喰う人々』(2020、日経BP)

ハッカーによる不正アクセス、アマゾンらへのフェイクレビュー、組織的な振込詐欺、ITアダルト産業、北朝鮮・ロシア・米国ら国家間でのサイバー謀略等、個人から国家に至る様々なレベルで行われるサイバー犯罪やその攻防を関係者からの取材によって明らかに…

真夏のプチ東京観光 @増上寺、芝公園、東京タワー

夏休み前の最後の仕事としてお客様訪問を浜松町近くで終え、昼下がりに放免。せっかくなので、時間休を頂き業務終了とし、摂氏30度を優に超える暑さの中、あまりうろつかないこのエリアのプチ東京観光を試みました。 まずは、徳川家と所縁が深い増上寺へ。入…

4ヵ月半ぶりの美術展 ピーター・ドイグ展 @東京国立近代美術館

3月に府中美術館を訪れて4カ月半ぶりに美術展に足を運びました。長い今年の梅雨が明けて、水草で水面が一杯に覆われた緑のお濠、夏の雲、夏の青空の組み合わせが、本格的な夏の訪れを感じさせてくれます。 東京の美術館は、どこも感染防止に注意しながら開館…

上野 敏彦『新版 闘う純米酒』 (平凡社ライブラリー、2012)

埼玉県蓮田市にある神亀酒造は、昔ながらの日本酒の製造過程を大切にし、「純米酒」のみを生産する。本書はその蔵元、小川原良征の日本酒に向き合う姿勢、考え、人生を追ったノン・フィクション。 日本酒は好きで、旅に出ると極力その地の酒蔵を見学する。だ…

布施 祐仁, 三浦 英之『日報隠蔽 自衛隊が最も「戦場」に近づいた日』 (集英社文庫, 2020)

がっかりすることばかりで完全に劣化・恐竜化・衰退しているとしか思えない日本のマスメディアの現状の中で、ジャーナリズムへの希望と価値を感じる一冊である。 南スーダンへの自衛隊の平和維持軍(PKO)の活動において、2017年7月の派遣地での戦闘が報告さ…