2020-01-01から1年間の記事一覧
下山進 『2050年のメディア』 文藝春秋、2019 デジタル革命が引き起こしたメディア産業の変化(紙媒体からデジタルへ)を関係者への取材等を元に書き起こしたノンフィクション。紙・販売店網に固執する読売、デジタルに舵を切る日経、新興メディアの雄となっ…
先週のN響が演奏会納めのはずだったが、衝動的に追加購入。都響がギルバート・第九の代わりに組んだ特別コンサート。ここ数年、バレエの「くるみ」は観に行けてないけど、この時期の「くるみ」は第九と並んで季節の風物詩として大好きな演目なので、飛びつい…
森川 博之『5G 次世代移動通信規格の可能性』 (岩波新書、2020) その世界の第一人者が執筆しているだけあって、文字中心のテクノロジー入門書にもかかわず、読み易くかつ面白い。これはなかなか珍しい体験。技術解説書ではなく、モバイル通信の過去・現在・…
本当は1冊1冊を個別エントリーでコメントしたいところなのですが、横着してまとめて一言感想文で。 ニール・ラッカム (著), 岩木貴子 (翻訳) 『大型商談を成約に導く「SPIN」営業術』海と月社、2009 法人営業に携わる人なら必読の一冊。読んだからできるわけ…
今年の演奏会納めは、超バズーカ砲だった。井上道義さん(ミッチー)指揮のロシアプログラム。期待も大きかったが、その期待をはるかに上回るコンサートだった。 前半は私が大好きなプロコフィエフのシンデレラから抜粋。季節的にもぴったりだ。冒頭から暖炉…
前半は『フィガロの結婚』序曲で始まり、オペラの名曲5曲(アンコール含み)、そして後半はベートーヴェン交響曲第7番という嬉しい充実のプログラム。ふんだんに楽しませてもらいました。 ソプラノの鷲尾さんは新国立劇場で「魔笛」のパパゲーナ役で出演された…
秋山和慶、N響のベートーヴェン生誕250年プログラム。諏訪内晶子さん独奏のヴァイオリン協奏曲聴きたさに2日連続で東京芸術劇場に足を運びました。 諏訪内さんの演奏を聴くのは2009年のBBCプロムス以来11年ぶりです。薄桃色の煌びやかなドレスで現れた諏訪内…
11月初旬に9年ぶりに博多・福岡に出張。あいにく、スケジュールパンパンで、ブラ歩きの時間はなかったのですが、ホテルが「博多祇園山笠の櫛田入り」として有名な櫛田神社に隣接する場所にあったため、朝の30分を使って櫛田神社を初めて訪れました。 博多の…
10月下旬に出張で高松に行った際、隙間時間を使ってプチ観光を楽しみました。 まずは高松一の観光名所、栗林公園(リツリン)へ。この公園、「国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中で、最大の広さを持つ栗林公園は、高松藩主松平家の別邸として、歴代…
ベストセラーとなった『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が現代イギリスの社会・教育事情のレポとしてとっても良書であったので、今年6月に発刊された本書を読んでみた。ブレグジット議論でイギリスが割れる中、筆者と交流があるワーキングクラ…
元N響主席オーボエ奏者茂木大輔さんによる、N響在籍時に巡り合った世界の指揮者とのエピソードを紹介したエッセイ。 茂木さんのユーモアたっぷりの視点や文体は本書でも健在でページをめくる手が止まらない。ただ、N響を退いたとはいえ、流石に音楽界で飯を…
東京西部八王子市の創価大学キャンパスに隣接した東京富士美術館で開催中の「THIS IS JAPAN」展を訪れた。何度か訪れている美術館だが、郊外の立地であるので小旅行気分で、空間的にも時間的にゆったりゆっくり鑑賞できるので、お気に入りである。今回の企画…
日本人作曲家・藤倉大による初演の新制作オペラ。まずは、このコロナ禍の中で、この企画を実現に結び付けた関係者の努力に最大限の賛辞と感謝を送りたい。逆境の中、ここまでのチャレンジを行ったオペラ劇場は、世界広しと言えどもそうはないだろう。素晴ら…
N響、原田慶太楼さん指揮による11月演奏会に行きました。原田さんの指揮は初めてです。コロナ禍で外国人指揮者が来日できないこともあり、日本人若手指揮者の出番がどんどん増えてますね。これもコロナ禍の不幸中の幸いのできごとの一つでしよう。 今回の座…
11月のN響演奏会は、先月より一歩進んで、休憩ありの2時間程度のプログラムへ。感染状況は予断を許しませんが、完全終息はないでしょうから、こうやって少しづつニューノーマルを試していくしかないと思います。座席は今月も両隣は空けての配席です。今回は…
ユニークな経営戦略で成長著しい「ワークマン」の躍進の背景に迫ったレポートである。週刊誌記事タッチの作りなので、経営学的に深堀したものではないし、身内びいき的な記載もある。ただ、そういう点は差し置いても、ガテン系作業服専門店からアウトドアシ…
ロンドンにはお勧め美術館がたくさんあるが、その中でもユニークさ、面白さ、質の高さで独自のポジションを確保しているのが、ナショナル・ポートレート・ギャラリーだ。隣接したナショナル・ギャラリーと比べると館内が狭いのは残念だが、イギリスの歴史・…
法事の会食が済んだ後、夕方の新幹線までの時間を使って、国宝の犬山城に立ち寄りました。犬山城は愛知県犬山市にあるのでガイドブックは名古屋駅からのアクセス案内ばかりですが、岐阜駅からも名鉄線で30分で到着します。 犬山駅から10分ほど歩くと城下町の…
新国立劇場のオペラに続いて、演劇の「真夏の夜の夢」を東京芸術劇場プレイハウスにて観劇しました。 シェイクスピアの「真夏の夜の夢」をベースにしつつ、野田秀樹が潤色。原作のアテネの宮殿を日本の割烹料理屋に、アテネ近くの森を富士山麓に置いて、所々…
10月のN響演奏会を聴きにサントリーホールへ。サントリーホールでの定期演奏会のチケットはなかなか取れないのですが、コロナ禍での特別演奏会なので比較的容易に入手できました。今回は鈴木雅明氏指揮による、シューベルトが10代で作曲した交響曲の2番と4番…
前夜に元同僚と痛飲した翌朝、法事迄は多少時間があるので、酔い覚ましに市内をランニング。お目当ては、長良川沿いのランニングコース。岐阜出身のオリンピック金メダルランナー高橋尚子さん(Qちゃん)が高校時代にここで練習していたということで、高橋尚…
8か月ぶりの演劇は、シェイクスピアの『リチャード二世』。シェイクスピアの喜劇、悲劇はそこそこ観ているのですが、歴史劇は初めて。事前に小田嶋訳で読んでおきましたが、長台詞が続くリチャード二世を岡本健一さんがどう演じるのかとっても楽しみでした。…
岐阜は城下町だけあって、歩いているとやたらお寺や神社が目に入る。天空の城、稲葉山城から俗界に降りてきて、市街地に向かってブラ歩きをしている中、次々と素晴らしい寺社に遭遇した。 【正法寺 大仏殿】 稲葉山のふもとにあったのと、手元のネット観光案…
10月のN響演奏会に足を運んだ。2月以来のNHKホールである。毎月、NHKホールに向かう途中で、代々木公園の木々を見て季節を感じている私には、春・夏をすっ飛ばしていきなり秋を迎えたような気にさせられる。 10月は3つのプログラムが鈴木雅明氏の指揮で用意…
親戚の法事で岐阜に行く用事が出来たので、ここぞとばかりに前泊して今年の大河ドラマの舞台・岐阜を観光した。 岐阜駅に到着すると、駅ロータリーにはマスク着用の黄金の織田信長像が立っていて笑った。ホテルに荷物を置き、商店街で見つけた天丼屋さんで道…
2月の「セビリアの理髪師」以来のオペラ鑑賞。 このコロナ禍の中、予定されていた外国人出演者ら抜きで、日本人メンバーでチームを再編して公演を実現させた関係者の皆様の努力に敬意を表し、感謝したい。公演はその努力が滲み出た素晴らしいものだった。 「…
昨年12月の以来10ヶ月ぶりの出張で、大阪入りしました。新幹線はbeforeコロナほどでないですが、それでも5割以上の席は埋まっていて、ビジネス客も多くいました。皆さん、感染防止に十分気を付けつつも、少しずつ以前の状況に戻りつつあるようです。 夜遅め…
もう2カ月近く前のことなのですが、備忘を兼ねてアップします。 8月下旬に所用で山梨を訪れた際に、ミレーのコレクションで有名な山梨県立美術館に立ち寄りました。学生時代に訪れて以来、うん十年ぶり、2回目の訪問です。 〈美術館入口〉 コロナの感染対策…
9月の4連休、所要で山梨を訪れました。観光目的ではないのですが、せっかくなのでJR日本最高駅である小海線野辺山駅に立ち寄りました。記念のスナップをアップ致します。 〈素朴な駅舎〉 〈標高1345mってかなり高い。ただ、列車に乗ってないので高さは実感…
いつもの私の読書嗜好とは異なった小説で、色んな意味で新鮮で楽しい読書体験だった。「伊勢物語」の125の章段を作者が独自に取捨選択し物語化したもの。 まず驚いたのは、伊勢物語がこんなエロ小説だったとは全く知らなかった。業平が容姿端麗な色男だった…