かんとくの日記

Gooブログ移民。東京在住会社員の音楽・演劇・本・旅などのゆるゆる備忘録。 Since2008

2016-01-01から1年間の記事一覧

輿津要 編 『古典落語』(講談社学術文庫、2002)

落語とはこれまで何の縁もなかったが、立川談春の「赤とんぼ」を読んで、ちょっと興味を持って、隙間時間にYouTubeで落語をちょくちょく見ている。世の中便利になったものだ。次から次へと楽しめる。 確かに「芸」だなあと思う。同じネタでも落語家によって…

菅野完  『日本会議の研究』(扶桑社新書、2016)

安倍首相本人を初め現在の政権に大きな影響力を持政治家たちと、強い結びつきを持っているとされる日本会議について知りたく読んでみた。Wikiによると、特別顧問の肩書の安倍首相、麻生財務大臣を初め、平沼、石破、菅、下村、高市、甘利、岸田、稲田・・・…

絢子姫に魅了される: 新国立バレエ 「シンデレラ」 @新国立劇場

年末の第九ぼったくり商法については、かねてより批判的であるので、ささやかな個人的不買活動を継続中である。加えて、年末は第九よりもバレエの方がぴったりくると思っており、ここ数年、新国立バレエの公演を楽しみにしている。この季節は1年交代で「シ…

映画 「この世界の片隅に」(監督:片渕須直、2016)

SNSで評判になっていたので見に行ってきた。太平洋戦争時、広島から軍港・呉に嫁いだ少女すずの生活・成長が描かれるアニメ映画。 評判通りの完成度の高い映画だった。特に印象的だったのは、主人公を声優として演じたのん。主人公は、のろまでぼうっとし…

映画 「この世界の片隅に」(監督:片渕須直、2016)

SNSで評判になっていたので見に行ってきた。太平洋戦争時、広島から軍港・呉に嫁いだ少女すずの生活・成長が描かれるアニメ映画。 評判通りの完成度の高い映画だった。特に印象的だったのは、主人公を声優として演じたのん。主人公は、のろまでぼうっとし…

冲方丁 『光圀伝』 (角川書店、2012年)

徳川御三家のひとつである水戸藩の第2代藩主、水戸光圀の一生を追った物語。破天荒な青年期、大義を貫く壮年期、藩政・修史事業に取り組む中年期、そして隠居の晩年。骨太な筆致で、文武に秀でた傑物が描かれる。 700ページを超える大作で、中盤以降やや中だ…

コンサート納めはラ・ヴァルスで: N響12月Cプロ ラヴェル/バレエ音楽「ラ・ヴァルス」 他

私的に今年のコンサート納め。イギリス、ロシア、フランスものを組み合わせた、意図は良くわからないけど、デュトアさんならではのプログラムです。 「ピーター・グライムズ」はオペラは陰鬱すぎて好きになれないのですが、音楽は嫌いではありません。今回の…

デュトアさま喜ばせ組に釘付け: N響12月Aプロ ビゼー/歌劇「カルメン」(演奏会形式)

今日は夕刻の大事なイベントのため泣く泣く3幕途中で退室。なので、観たとは言えないのですが備忘のため。 デュトアさん恒例の12月のオペラ演奏会方式。今年は人気オペラのカルメンとあって、久しぶりにNHKホールがチケット完売。満員の演奏会は熱気があっ…

これは圧巻!: クラーナハ展 @国立西洋美術館

クラーナハの絵に接すると、独特の繊細さ、非現実的な美しさに深く引き込まれる。欧州の美術館でクラーナハの絵にいくつか接し、すっかり魅了されたのだが、その個展が東京で開催されると聞いたときは狂喜した。 今回、日本初という大回顧展で、クラーナハ父…

西谷 大 「ニセモノ図鑑: 贋作と模倣からみた日本の文化史 」(河出書房新社、2016)

千葉県佐倉市に国立歴史民俗博物館という博物館があることをご存知ですか(恥ずかしながら、私は初めて知りました)?本書は2015年に当地で開催された企画展「大ニセモノ博覧会」を書籍向きに書き下ろしたものです。 「フェイク(偽文書、贋作、偽造、偽物)…

デュトア月間の始まり~始まり~: N響 12月定期Bプロ/ 指揮:シャルル・デュトワ/ベートーヴェン交響曲 第5番ほか

ここ数年12月のN響定期はデュトアさんの定位置。毎年、素晴らしい演奏を聴かせてくれるので、今年は頑張って一回券の争奪戦に参加し、何とかB定期のチケットをゲット。私にとっては、A,B,C揃い踏みの豪華な12月となりました。 この日はプログラムが出色。前…

至福の休日午後: アリサ・ワイラースタイン 無伴奏チェロ・リサイタル @三鷹市芸術文化センター風のホール

もう2週間以上前のイベントになってしまいましたが、備忘録として。 以前N響の定演にソリストとして登場したアリサ・ワイラースタインさんのチェロ・リサイタルに行ってきました。会場は三鷹芸術文化センターという三鷹市の市民会館。車でふらっと出かけて…

タコ三昧!:N響 11月定期Cプロ/ 指揮:井上道義/ショスタコーヴィチ交響曲第12番ほか

コンサート前はとってもミックスした気持ちでした。オール・ショスタコーヴィチ(以下、タコ)のプログラムは何とも魅力である一方、自分のほうは水曜日に鑑賞した「ラ・ボエーム」の余韻が残っていて、頭の中で「ムゼッタのワルツ」や「冷たい手を」がクル…

これぞ永遠の青春讃歌: オペラ『ラ・ボエーム』 @新国立劇場オペラパレス

個人的に好きなオペラ五本指に入る「ラ・ボエーム」。生での視聴は4年ぶりということもあって、ワクワク感一杯で新国立劇場へ出かけた。 ミミ役は今回がロール・デビューというルーマニア出身のアウレリア・フローリアンさん。雰囲気が可憐なミミと合ってい…

念願の真田丸ツアー @信州上田

今年は、珍しくNHK大河ドラマをドロップアウトすることなく継続視聴している。実力俳優陣の熱演もさることながら、三谷幸喜の脚本がひねりが効いていて、実に面白い。最終回までカウントダウンに入ってしまったのが、何とも寂しい。 その「真田丸」所縁の地…

小屋 一雄 『シニアの品格』(小学館、2016)

シニア社員が増えつつある職場において活用できるかなというのと、まだシニア社員と呼ばれるには早いがいずれは回ってくる自分にも役に立つかな、というスケベ心一杯で手に取った本だったが、深い内容持ったものだった。 80歳を超えた品格ある老人とまだギラ…

これぞ理想の美術鑑賞空間!:「生誕130年記念 藤田嗣治展 -東と西を結ぶ絵画-」@府中市美術館

秋の週末、府中市美術館で開催中の企画展「生誕130年記念 藤田嗣治展 -東と西を結ぶ絵画-」に出かけた。藤田嗣治の絵は、独特の自画像など数点観た記憶があるが、個展として鑑賞する機会は初めて。 青年期の絵に始まって晩年まで、パリでヒットした「乳白…

混雑覚悟で。でも見に行かないわけにはいかない: ダリ展@新国立美術館

評判のダリ展に行ってきました。相当の混雑の噂を聞いていたので、覚悟はしていたけどやはり混んでます。別案件で休みを頂いた平日に出かけたのですが、入口から出口まで絶え間なく混みいってました。現代の画家なので若い人が多いのかなと思ってたのですが…

レベル高ぁ!: 水戸室内管弦楽団 第97回定期演奏会 /指揮 ナタリー・シュトゥッツマン

水戸黄門漫遊マラソンの前夜に定期演奏会をやってくれるという嬉しい心遣い(?)で、一度聴いてみたかった水戸室内管弦楽団の演奏会に足を運ぶことができました。本拠地の水戸芸術館は水戸駅から歩くと15分ぐらいで、隣接しているタワーが目印です。 《NHK…

第1回水戸黄門漫遊マラソンでねばりきれず(2/2)

とにかくこのレース、沿道の応援が素晴らしいです。同じ茨城と言うこともあってか、かすみがうらマラソンと似た雰囲気。じいさま、ばあさまの応援も頂いて励まされます。手を向けてくれる人とは、たくさんハイタッチをして力をもらいました。私設の給水所、…

第1回水戸黄門漫遊マラソンでねばり切れず(1/2)

今年から始まった水戸黄門漫遊マラソンを走りに水戸まで行ってきました。わが家からは遠いので、今回は前泊。土曜日の夕方5時過ぎに水戸入りして、さっそく前夜祭に。5時というと暗いし、東京より寒いぐらいの気候でしたが、地元の高校生がステージでジャズ…

優れもののルポ: 福田ますみ 『モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い 』(新潮社、2016年)

『赤めだか』の余韻に浸っていたところだったのに、次の一冊の選択を誤った。一気に醒めた。 長野県佐久市の丸子実業高校バレーボール部員の自殺を巡って、学校側と自殺した生徒の母親側との衝突、裁判の一部始終をレポートしたノン・フィクション。当該生徒…

本年のマイベスト間違いなし: 立川談春 『赤めだか』 (扶桑社文庫、2015)

数か月前に、Eテレで落語家・立川談春さんと禅僧・古川周賢さん(東大で哲学の博士号を取得という変わった経歴)の対談番組を見て、ユーモラスな会話の中に道を極めることの厳しさを感じ、背筋が伸びる思いになった。本書は、番組でも一部紹介された、著者の…

2週間早すぎた紅葉祭り @山中湖

昨年訪れて素晴らしい紅葉のライトアップを堪能したので、今年も秋の山中湖へ出かけました。 でも、訪れるのが少し早すぎたようです。日程的にも昨年よりも1週間早かった上に、今年は例年よりも2週間ほど紅葉が遅れているとか。所々に赤くなった葉はありま…

振替席で満喫: N響 10月定期Cプロ/ 指揮:アレクサンドル・ヴェデルニコフ/ チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」ほか

開演前ぎりぎりにNHKホールに駆け込み。今日は振替なので、どんな席になるか楽しみ半分怖さ半分だったのだけど、なんといつもの席から4列も前進した3階のかぶりつき席に狂喜。 前半はアレクサンドル・クニャーゼフによるドヴォルザークのチェロ協奏曲。好き…

無名アイドルにあって、N響になかったもの: N響 10月定期Aプロ/ 指揮:アレクサンドル・ヴェデルニコフ/ ストラヴィンスキー バレエ音楽「春の祭典」 他

《NHKホール前は今日もフェスタ》 10月のAプロはロシアプログラム。指揮のヴェデルニコフさんは、一昨年の1月以来、2年ぶりです。 この日、私的にベストだったと思ったのは、前半のグラズノフ/ヴァイオリン協奏曲。ヴァイオリン独奏のグルズマンさんは初…

東山 彰良 『流』(講談社、2015年)

新聞で紹介されていたので図書館で予約したのだが、廻ってくるのに半年かかった。直木賞受賞作。 日中戦争、国共内戦を経て、台湾に渡った中国人家族の若者の成長物語。善悪の区分も困難な戦中の混乱期を生き抜いた主人公の祖父が、1975年台湾で何者かに殺さ…

欧州演奏旅行の大成功を期待! ノット/東響/ブラームス交響曲第1番ほか(東京オペラシティシリーズ 第94回)

この10月に欧州演奏旅行に出かける東響が、現地でのプログラムを事前お披露目です。 厳粛な「弦楽のためのレクイエム」に続いては、ドビュッシー「海」。この曲は色んなオケや指揮者で何度か聴いています。が、この日は私の体調がイマイチだったせいか、ノ…

最高の音楽を最上のホールで! N響90周年&サントリーホール30周年特別公演

N響創立90年を祝い、加えてサントリーホール開館30周年のお祝いを重ねた特別演奏会。A,C定期会員の私には、サントリーホールでのN響体験は滅多にない。しかも曲目はマーラーの交響曲第3番。昨年12月にデュトアさん指揮で素晴らしい演奏を聴かせ…

練習レースに最適! ベジタブルマラソン in 彩湖

今月末の水戸黄門マラソンに向けた練習として、ハーフマラソンの大会に出てきました。荒川河川敷の調節池「彩湖」のある彩湖グリーンパーク内で行われるベジタブルマラソン in 彩湖です。色んな大会がこの会場で行われているのは知っていますが、実際に走る…