かんとくの日記

Gooブログ移民。東京在住会社員の音楽・演劇・本・旅などのゆるゆる備忘録。 Since2008

2014-01-01から1年間の記事一覧

祝田 秀全 『歴史が面白くなる東大のディープな世界史』

代ゼミ講師の筆者が、東大の世界史の入試問題をベースにして世界史を解説した本です。 いや~、とにかく驚きました。「東大の受験生って、こんな難しい世界史の問題を解いているんだ~」と。日本の知識偏重の教育や入試問題が、世界の教育先進国と比べて遅れ…

新国立バレエ/ シンデレラ @新国立劇場オペラパレス

日本で年末と言えば第九に行くのが相場なのかもしれませんが、どこも割高の演奏会料金にどうも気が向かず、代わりにと言っては失礼ですが、一昨年も行った新国立劇場へシンデレラを見に行きました。この演目は踊りもさることながら、美しくかつ緊張感がある…

三澤洋史 『オペラ座のお仕事――世界最高の舞台をつくる』

新国立劇場の合唱指揮者三澤洋史さんがオペラの舞台裏を語ったエッセイ。読んでいて「へえ~、そうなんだ」と思うような裏話にあふれていて内容的に面白い上に、文章も読みやすいので、あっという間に読めてしまいます。 新国立劇場の合唱団の素晴らしさはど…

NHK趣味Do楽 「3か月でフルマラソン めざせ!サブ4」

現在、毎週月曜日夜にEテレで放映中のNHK趣味Do楽 「3か月でフルマラソン めざせサブ4!」。昨夜の第8回では、これまで金コーチの指導を受けていた内藤大助さんと金田朋子さんがいびがわマラソンを走りました。金田さんの感動のゴールシーンでは、観ているほ…

N響 12月定期Cプロ/ 指揮:シャルル・デュトワ/ ドヴォルザーク/交響曲 第9番 ほか

一週間遅れですが、先週聞きに行ったN響の12月定期Cプログラムの模様を簡単に。 この日のプログラムは???。「武満、ベルグは良いけど、その後が何故、ドヴォルザークの交響曲第9番?選曲の狙いは何なのだろうか?「新世界から」なら別にデュトワさんでな…

パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団/ ブラームス交響曲第4番ほか

私にとっては、今年最後となるオーケストラの演奏会。ドイツ・カンマ―・フィルの来日公演最終日です。この楽団の正式名はDie Deutsche Kammerphilharmonie Bremen、文字通り訳すと「ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー」となります。プログラムの日本語…

都響 「作曲家の肖像」シリーズVol.100《シベリウス》/ 指揮 大野和士

来年度から音楽監督に就任する大野和士さんと都響のシベリウス・プログラム。とっても楽しみにしていました。大野さんは私がロンドン在住中、隣国ベルギーの首都ブリュッセルのモネ歌劇場の音楽監督として活躍されていました。一度だけ、ロンドン・フィルハ…

「ビリー・エリオット ミュージカル・ライブ / リトル・ダンサー」 @日劇シネマ

「ビリー・エリオット」ファンの一人として、このミュージカル・ライブの日本上映は待ちに待った企画でした。上映期間一週間の限定ロードショー。この予定を最優先して、週末に銀座まで出かけました。 「ビリー・エリオット」はこのブログでも何回かに紹介し…

N響12月定期Aプロ ドビュッシー/歌劇「ペレアスとメリザンド」/指揮 シャルル・デュトワ

年末の第九公演に行かない私には、このデュトワさん指揮・N響によるドビュッシー「ペレアスとメリザンド」(演奏会方式)が今月の目玉公演です。この作品は過去に一度だけバスティーユのパリ・オペラ座で観たことがあります(フィリップ・ジョルダン指揮)が…

チューリヒ美術館展 @国立新美術館

チューリヒには2011年11月にロンドンからの週末1泊旅行で一度訪れたことがあります。その際にチューリッヒ美術館にも足を運びました。西欧の美術館ではどうしてもルネッサンス期を中心とする中世美術のコレクションが膨大で、それらに目を奪われがちですが、…

ウフィツィ美術館展 @東京都美術館

いつも通り会期終了が迫ったこの時期に、ウフィツィ美術館展を見に東京都美術館を訪れました。ウフィツィ美術館には2010年5月にロンドンからの週末フィレンツェ旅行の時に訪れたことがあります。フィレンツェの中でも一際印象に残ったこの美術館の展覧会が日…

第3回富士山マラソン@河口湖 に出走し、ボロボロ

一昨年にこれまでの河口湖マラソンを衣替えした第1回の大会では、大会事務局の駐車場不備等で、約5000人が走れなかったという日本の市民マラソン史に悪名を残すことになった富士山マラソン。私も当時、中央高速道路河口湖インター前で2時間近く渋滞にはまり…

齊藤 貴子 『肖像画で読み解くイギリス史』 (PHP新書)

ピカデリーサーカスと並んでロンドンのへそと言えるトラファルガー広場。その北辺には美の殿堂ナショナル・ギャラリーが堂々と構える。そしてそのナショナル・ギャラリーの裏にひっそりと佇むのがナショナル・ポートレート・ギャラリー。入り口は狭く、陽も…

N響定期演奏会 Cプログラム/ ネルロ・サンティ指揮/ レスピーギ「ローマの松」ほか

《NHKホール前は秋真っ盛り》 今の時期、海外の現地社員達が来年のビジネスプランの議論のために来日します。欧州から来た昔の同僚達が口を揃えて言うのが、「この時期の東京は明るくて、爽やかで最高だよ。帰りたくないよ」。英語ではこういう天気に”crisp”…

N響定期演奏会 Aプロ/ マリナー/ ブラームス交響曲第1番 他

指揮予定だったスラットキンさんが病気の為、急遽、代理でネヴィル・マリナーさんの指揮となりました。楽しみにしていたラヴェルのプログラムが変更になったのは残念でしたが、マリナーさんは今年2月のN響定期で聴いてとても良い印象があったので、別の期…

冲方 丁 『天地明察』 角川書店

家族が以前に読んだ本だったらしく、自宅の本棚に並んでいたのを何気なく手にとったら、ページをめくる手が止まらなかった。良質の青春小説であり、歴史物語である。 全編を通じて、数々の挫折を経ながらも、誠実かつ前向きに人生を歩み、大事業を成す主人公…

大前研一 『クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道』

これからの日本の針路を天下の論客大前氏が提示する。メッセージが明確で数時間で読める本。 これからの日本がアメリカ、中国といった「ボリューム国家」に対抗していくためには、高い付加価値を生みだし、国外に開かれた「クオリティ国家」を目指すべきであ…

スティーブン・レヴィ著 『グーグル ネット覇者の真実』  阪急コミュニケーションズ

原題は"IN THE PLEX How Google Thinks, Works, and Shapes Our Lives"。PLEXというのはカルフォルニア州マウンテンビューにあるグーグルの本社ベイシュア・グーグルプレックスのことだが、Plexの英訳は「網」だからいわゆるインターネットの雄ということで…

日本国宝展 @東京国立博物館

日本国宝展に足を運びました。日本国宝の数々の逸品が、仏、神への「信仰」を軸にして展示してあります。さすがに、国宝というだけあって、一つ一つの展示品が強いオーラを発しており、見学者の息遣いや熱気とぶつかり合って、会場では独特の「気」を感じる…

「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」@上野の森美術館

いつもながらですが、会期末終了が迫っているのに気付き、慌てて「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」に出かけました。覚悟はしていましたが、凄い混雑でしたね。浮世絵って、細かいから皆さん近寄って見るので、人の後ろから覗き見る程度では何も分かりませ…

伊藤元重 『経済を見る3つの目』  (日経文庫)

日本経済は潮目が変わったのか?今のアベノミックスをどう見るかは、エコノミストや金融関係にお勤めの方でなくても、非常に興味深い問題です。賛否はあれど、安倍首相の政策は、低迷した日本経済からの反転を計ろうとする「意思」が感じられる政策だと思い…

第20回手賀沼エコマラソンを走る

手賀沼エコマラソンに初めて出走しました。全国湖沼の水質ワーストワンだったという手賀沼の浄化をテーマに立ちあげられた大会と聞いていますが、今年で20回目という記念大会です。 そのおかげか、スタート前のイベントでは何とサンプラザ中野くんさんとパッ…

華麗なる英国美術の殿堂 ロイヤル・アカデミー展 @富士美術館

ロンドン駐在時に、ロイヤル・アカデミーには企画展では何度か足を運びました。が、何故か常設展は結局見ずじまいでした。今回、日本でロイヤル・アカデミー展があると知って、狂喜。珍しく、会期後半にずれ込むことなく、訪問です。 《こちらがロンドンのロ…

N響10月定期Aプロ ロジャー・ノリントン指揮/ ベートーヴェン交響曲 第7番 他

《紅葉が始ったNHKホール前》 ノリントンさんとN響によるベートーヴェン交響曲シリーズ。今回の7番が最後です。私自身は昨年の5番しか聴いていないのであまり感慨深きものはないのですが、昨年の《運命》のノリントン節にえらくたまげたので、今回の7番も大…

NHK音楽祭2014 ゲルギエフ指揮 マリインスキー劇場管弦楽団 《サロメ》

ゲルギーとマリインスキー劇場管弦楽団による「サロメ」!私にとっては、今シーズン一番のお楽しみコンサートと言っても過言ではありません。ゲルギーは、ロンドン滞在時にデイヴィスさん、パッパーノさんと並んで一番いろんな音楽を聴かせてもらったし、ロ…

生誕200年ミレー展 愛しきものたちへのまなざし @府中市美術館

閉会期が間近に迫ったミレー展に府中市美術館まで出かけました。(なんで、いつもこうギリギリにならないと行かないのだろうか?)生誕200年ということで、丸の内の三菱一号館美術館でもミレー展をやるようですから、今秋はミレー祭りですね。 今回の特別…

「オルセー美術館展 印象派の誕生ー描くことの自由ー」 @国立新美術館

会期終了が迫って来たオルセー美術館展に行ってきました。今回は、ミレーの《晩鐘》、マネの《笛を吹く少年》、モネの《かささぎ》・《サン・ラザール駅》など、オルセーの中でもとりわけ私の好きな作品が来日しています。金曜日は午後8時まで開館しています…

月村 太郎 『民族紛争』  (岩波新書)

昨今のパレスチナ、イスラム国、ウクライナ、サラエボ・・・、紛争ではないがスコットランドと、頻発発生している民族を巡ってのコンフリクトの理解の助けになるかと思い手に取った。世界で続発する民族紛争について、6つのケーススタディと民族紛争を理解…

神奈川フィル/ 指揮 現田茂夫/ マーラー 交響曲第8番「千人の交響曲」

私にとっては、初の生マーラー8番。8番は聴きたい、聴きたいと思いつつ、いつもチケット購入に乗り遅れて機会を逸してきました。やっとです。 今回はマーラー8番だけでなく、演奏の神奈川フィル、指揮者の現田茂夫さん、ホールの神奈川県民ホールと初物づ…

青年団若手自主企画 伊藤企画 『アリはフリスクを食べない』 作・演出:伊藤 毅 @アトリエ春風舎

8月の「ヒューマン・エラー」に続いて、青年団若手自主企画のお芝居を会社帰りに見に行きました。今回の劇場は、アトリエ春風堂というところで、東京メトロ有楽町線の「小竹向原」という駅から徒歩3分のところにあります。19:00開演に合わせて18:30には下…