かんとくの日記

Gooブログ移民。東京在住会社員の音楽・演劇・本・旅などのゆるゆる備忘録。 Since2008

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

垣谷美雨「定年オヤジ改造計画」(祥伝社文庫、2020)

定年間近の先輩の紹介で図書館で借りてみた。 バリバリに仕事第一で働いてきた昭和のサラリーマンが定年を迎え、家族から見放されつつも、自らの価値観を見つめなおし再生に臨む物語。私は全然認識してなかったが、今年7月にNHKでドラマ化された(主演は郷ひ…

N響定期Bプロ/ファビオ・ルイージ首席指揮者就任記念/ベートーヴェン&ブラームス プログラム @サントリーホール

ルイージの首席指揮者就任披露演奏会第3弾。Bプログラムの2日目を聴いた。NHKホールでのAプロ、Cプロに続く、3つ目のプログラムのためか、ルイージが登場しても、サントリーホールの聴衆は新首席熱烈歓迎の拍手というよりも、既に定位置にしっかりと落ち着い…

池谷裕二『できない脳ほど自信過剰 パテカトルの万脳薬』(朝日新聞出版、2017)

昔の職場の先輩のご紹介で図書館で借りてみた。薬学博士で東大の薬学部教授である筆者による、脳についてのエッセイ集。週刊朝日への連載記事をまとめたものなので、手軽に肩ひじ張らず読める。 個人的に興味を引いたのは・・・(→は個人的つぶやき) ・能力…

N響定期9月Cプロ、F.ルイージ首席指揮者就任記念演奏会、R.シュトラウスプログラム

先週末に続き、F.ルイージのN響主任指揮者就任演奏会。Cプロ1日目に振替。前週のヴェルディ〈レクイエム〉とは全く趣きを変え、R.シュトラウスの作品から3曲を選んだプログラム。 3曲それぞれで、ルイージの指揮の元、N響の個人技や合奏力が発揮された演奏を…

開米 瑞浩『60分でわかる! 暗号資産超入門』(技術評論社、2022)

暗号資産についてはネット記事や新聞などで散発的に情報には触れているものの、自分の中ではとっちらかったまま。系統的に理解しておきたいと思い、簡単に読めそうな本書を手に取った。 (タイトル通りの60分では読めなかったが)90分ぐらいで、概略をつかめ…

記憶に残る就任披露演奏会: F・ルイージ指揮、N響、ヴェルディ/レクイエム

この日は、定期演奏会の新シーズン開幕であり、ルイージさんの首席指揮者就任披露演奏会であり、(私には)改装NHKホールのオープニングでもある。色んな記念に相応しい、記憶に残る素晴らしいヴェルディのレクイエムだった。 NHKホールは正直どこがどう改装…

甲府90分観光 @サドヤ・ワイナリー

個人的所要で山梨県甲府市に出かけた(初めて身延線なるものに乗った!)帰路、予約した列車にまだ時間があったので、駅から徒歩5分ほどのところにあるサドヤ・ワイナリーを訪れた。 〈ワイナリー入り口。甲府駅から徒歩5分ほどです> 敷地内は綺麗に整備さ…

太田肇『日本人の承認欲求―テレワークがさらした深層―』(新潮新書、2022)

コロナで余儀なくされたテレワークにより現れた日本人の特異な承認欲求を解説した一冊。 発刊間もないころに図書館で予約したが、既に予約が2桁入っていて、借りるのに数か月待った。なので、期待して手に取ったのだが、理論と実務のどちらにも寄らない「帯…

藤原彰『中国戦線従軍記 歴史家の体験した戦場』岩波現代文庫、2019

岩波新書の中でも有数のロングセラーと思われる『昭和史』の共著者である筆者は、19歳で陸軍少尉に任官し、終戦までの4年間中国大陸の前線で戦った。本書は著者が最晩年にまとめた従軍記である。 現場に居あわせた者のみが叙述できる具体的描写に溢れた戦史…

成田龍一『 歴史像を伝える 「歴史叙述」と「歴史実践」 シリーズ歴史総合を学ぶ②』(岩波新書、2022)

シリーズ「歴史総合を学ぶ」の第2巻。歴史を学ぶ過程を、歴史像を描く「歴史叙述」と歴史像を伝える「歴史実践」として分けて、夫々の営みを通じて歴史を学ぶことがどういうことなのかを考察する。前半は理論編とも言えるような「歴史叙述」と「歴史実践」の…

小川 幸司(編)、成田 龍一(編)『世界史の考え方―シリーズ歴史総合を学ぶ〈1〉』(岩波新書、2022)

今年度から高校教育で、近現代の世界・日本の歴史を統合的に学ぶ「歴史総合」が必修化されたらしい。本書は、この機会を捉え「近現代史の名著を題材に、歴史研究の最前線や歴史像の形成過程、概念に基づく比較、問いや対話による歴史総合の実践」(出版社紹…